産後ケアバトン制度とは
※2023年10月開催教室より補助内容を改訂いたします
産後ケアバトン制度は、よりサポートが必要な母たちに「産後ケア教室」と「産後のセルフケア オンライン教室」の受講料を全額補助する制度です。また、対面教室の受講にあたって、必要に応じて介助ボランティアによるサポートを受けられます。
マドレボニータは「すべての母に産後ケアを」をめざし2011年にマドレ基金を設立しました。
その基金を使った活動の一環として、ひとり親、双子や三つ子など多胎児の母、障がいのある児の母、早産児・低出生体重児の母、10代の母など、よりサポートが必要な立場にある母親たちに、『産後ケア教室』の受講料を補助する産後ケアバトン制度を設けました。
ご利用いただける方
以下の場合、お子さまが3歳の誕生日を迎える日まで受講料を全額補助いたします。
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ひとり親
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多胎児の母(必要に応じ「介助ボランティア」のご手配をいたします。)
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障がいのある児の母
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出生〜生後180日の間に連続21日以上入院中または入院した児の母
以下の場合、お子さまが1歳の誕生日を迎える日まで受講料を全額補助いたします。
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妊娠22週以降、出産までに連続45日以上入院した母
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10代の母
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早産児・低出生体重児の母(【34週未満で出産】または【出生体重2000g未満】
「介助ボランティア」が多胎児の母をサポートします
「双子を連れて参加したいけど、同時に泣き出したらどうしよう…」
そんな不安を解消するのが介助ボランティアの存在です。
多胎児の母が参加するときには、事前に産後ケア教室の卒業生やマドレボニータの会員さんから介助ボランティア(女性限定)を募集し、教室内での赤ちゃんのお世話やサポートをしてもらいます。
【ご確認ください】
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原則として「多胎児連れで対面教室に参加希望の方」のみ利用いただけます。
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「ご自宅や最寄り駅からスタジオまでの同伴サポート」は参加にあたりどうしても必要な方に限らせていただいております。また、その場合もご希望に添えない可能性がございますので、予めご了承ください。
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コース開始直前のお申込みですと、介助ボランティアの募集が間に合わないことがございます。できるだけ余裕を持ってお申込みください。
ご利用上の注意事項
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産後ケアバトン制度での受入可能件数は「マドレ基金」の支援額により変動します。その月の受入可能件数に達し次第受付は終了となります。
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条件に当てはまるか不明な方は、お問い合わせください。
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制度の対象となる事由や条件は、予告なく変更となる可能性があります。ご了承ください。
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対面教室では生後210日までのお子さまは、一緒にご参加いただけます。
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早産児・低出生体重児につきましては、医療機関より「修正月齢」でフォローアップを受けている場合のみ、修正月齢を適用しての210日以内のお子さまは一緒にご参加いただけます。
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10代の母につきましては、ご出産時に10代であれば、母ご自身のお誕生日を迎えて20歳の場合でも対象となります。ただし、お子さまが1歳の誕生日を迎える日までとなりますのでご了承ください。
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ひとり親につきましては、戸籍上シングルでも、事実婚などパートナーがいる方は、対象外となりますのでご了承ください。
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お子様やご自身の体調不良等でレッスンを欠席された場合は、翌月以降に振替が可能です(お席の確保料と事務手数料として振替手数料1,100円を頂戴いたします)。
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一度お申込みになったコース・教室を変更される場合は、お申し出の時期によって所定のスライド受講手数料を頂戴する場合がございます。
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当制度でのご受講は、4回コースの教室のみとなります。単発教室・講座は対象外となりますのでご了承ください。
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当制度での【多胎児の母】のご受講は原則として各コース一名様までとさせていただきます。場合により他のクラスや、他の月のコースをご案内させていただくこともございますのでご了承ください。
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当制度でのご受講は今回のご出産後初のご受講に限ります。リピート受講の際には当制度はご利用いただけません。通常のお申込みをお願いいたします。
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教室初日開始後に条件に該当することが判明した場合には、当制度の適用はできかねますので何卒ご承知おきください。
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コース開始直前のお申込みですと、介助ボランティアの募集が間に合わないことがございます。できるだけ余裕を持ってお申込みくださいますよう、お願いいたします。
ご利用方法
上記「ご利用上の注意事項」をご一読いただき、産後ケア教室お申し込みフォームにて、「産後ケアバトン制度を利用する」を選択し、必要事項をご入力ください。折り返し担当講師または事務局よりご連絡させていただきます。
この取り組みの運営は「マドレ基金」への寄付によってサポートされています。
取り組みにご賛同くださる方を募集しています。
産後ケアバトン制度の背景
機会の格差をなくすために社会全体でサポートを
マドレボニータでは、2011年3月より、社会的に孤立しがちな母親たちを対象に「心身の健康」と「仲間」を得るためのサポートを行っています。
彼女たちの孤立を防ぐためには「産後の心身の健康を回復させること」と、「家にひきこもらずに、外にでるためのきっかけ」が必要だからです。この制度が始まってから、今まで密室にこもっていた母子が参加の機会を得て、教室に足を運んでくれるようになりました。
「産後ケアバトン制度」という名前にこめた思い
この制度は、決して「条件にあてはまったら使えるラッキーな割引制度」ではなく、寄付をしてくださったみなさまからの「産後ケアの大切さを伝えたい!」「受講して体力をつけてほしい!」などの、「思いのバトン」が渡されたものだと思っています。
バトンが受講者に手渡され、そのバトンが次の誰かにつながっていく。
そうして「すべての母にとって、産後ケアが当たり前にある社会」に一歩でも近づいていけたら!…そんな願いをこめ、「産後ケアバトン制度」を運営しております。
続々と寄せられる感謝と共感の声
乳幼児を2人連れて外出する際に不安なことの1つは、2人が同時に泣き出した際に1人であやさなくてはならないことです。介助ボランティアの方が入ってくださったおかげで安心して教室に参加し産後の心身をケアすることができました。 体を動かすことに加え、参加者の方とのシェアリングにより産後のモヤモヤが軽くなりました。
(K.Oさん多胎児の母)
切迫早産で2カ月半入院し、体力が落ちまくった状態で出産。間髪入れず育児による不規則な生活が始まりましたが、友人からの勧めとケアバトン制度の後押しで教室に参加してみて本当に良かったです。運動とディスカッションで体と心がスッキリ!そして回を重ねる毎に元気がもらえて、これからの自分の人生が楽しみになりました。
(S.Kさん妊娠中長期入院した母)
参加して身体を動かすことで気分転換が出来たことはもちろん、将来について話すことで自分自身について少し整理出来たことが良かったです。 また、これまで子どもの障害についてなかなか周囲に話す機会はなく、産後ケアバトン制度の利用をきっかけに出産後に知りあった方々に話すきっかけとなったのも良かったです。
(M.Tさん障がいのある児の母)
「この制度がなかったら、参加は諦めていました」という声を多くいただきます。
双子や三つ子の母に参加いただくときは「介助ボランティア」を募り、子どもたちを一緒に見守っています。